昨日のこと、集合住宅の周辺外構をみんなで見て歩いていたら、そこに何も持たずに外套（言葉として古いか？）のポケットに両手を突っ込んだお婆さんがとぼとぼとやってきて、「○○さんのお宅はどこ？」と聞くのです。その「○○さん」の家の目の前でです。「ここですよ」とメンバーのひとりが言って、入り口まで連れて行ったら、「いや、うちの亭主が昨日死んじゃったんでね、○○さんにいわなきゃならないんだけれど、入れないし、どうすれば良いと思う」というんです。え〜っ！どういうこと？と思いながら、あれ？ちょっと変だなぁ、昨日亭主に死なれたばかりのお婆さんが、こんな格好でこんなところで、他人の家を尋ねているっていうのがそもそもどうだろう？と思ったわけです。
見た感じはまったく普通の人だけれど、様子がおかしいのです。こういう時、どうしたものか、迷います。私たちが点検をしている間にそのお婆さんを見失ってしまったのが、気になります。
