参りましたねぇ、年金、物価スライドだけじゃ足りないと、賃金にもスライドするっていってんですね。つまり、これから先賃金は下がるぞ、ということなんですね。そんな見通しがなければ、こんなことをスケールにする必要ないわけです。
これには問題が二つありますね。ひとつは安倍晋三がしきりに賃金を上げるんだ、ベアありなんだと経団連にいってますけれど、これは実現するわけがないと彼ら自身が思っているってことです。
もうひとつはこんなところに手をつけなくてはならないほど、やばい、ということが露呈しているってわけです。
本来的には積み立て方式として作られた日本の年金制度だったのですが、自民党政権が腐敗する中で、どうせしばらくは必要の無い積立金なんだからちょっとの間これを使って世の中の金回りを良くしよう、というので、「財政投融資」てな言葉で誤魔化して、どんどん国中にばらまいてきちゃったものがどんどんそのまま捨てちゃう結果になってきました。
それだけに懲りずに「高利回りで運用して上げますよ!」という詐欺特有の言葉で、どんどん市場に出して、それが焦げ付いて、あぁ、なくなっちゃった!の繰り返しでどんどん少なくなって着ちゃったわけです。
高齢化が進んで年金の需要が増えたからなんてのは全然理由になりません。なんたってそんな時代が来ることはもうず〜〜〜ッと前からわかっていたのですからね。少子化に対する対策なんてものまったくやらずに来ました。
そんな状態の中で、彼らが霞ヶ関とともに抱え込んできた「特別会計」についてはまったく触っちゃいけない分野としてそのままにしたっきりという勝手気まま状態でございます。
そんな状態で年金だけ、財源が足りない、っていってんですから、こいつらに大きなドカンを落としてやらなきゃ、これから先もどんどん国民を舐めてきますよ。良いンですか?こんなことで。