百回噺
親しくして戴いているピアニストがアメリカに渡ってから今年で半世紀が経った。あっという間の半世紀だった。その間にみんな随分変わった。病気もした。家族も変化した。ここのところ彼は年に一回帰ってくる。するといつも同じところでおつきあいのある方達が集まって彼のピアノを楽しむ会をする。美味しいご飯を戴いて、二時間ほど彼がピアノを弾く。
昨日は女性の歌い手が四人登場して唄った。往年のポップ歌手がジャズを唄ったらこれが珠玉の出来で、さすがプロは違うなぁと舌を巻いた。弟子入りしたいくらいだが、入会金一万円月に一時間のレッスンが二回で二万円は、やっぱりかなりな投資だろうなぁ。今の13人のグループレッスン、月二回で3,500円は驚くほど安いのがわかる。
半世紀前に渡米するときに彼を支援した方に46年ぶりにお逢いすることができた。もう80歳を超えておられるという。クラッシック歌手のプロモーターで知られた方で、知る人ぞ知る。
先輩のおひとりと、久しぶりに痛飲。