都内の四つの寄席が緊急なんたら宣言が出たって云ったって、補償が示されていない状態で、それで寄席を閉めていたら多くの芸人はどうなるんだ!「大衆娯楽である『寄席』は、この『社会生活の維持に必要なもの』に該当する、とそのまま5月の上席を開くといっていたんだけれど、西村康稔、加藤勝信、進次郎が「休業しろ」といい、しまいには東京都の職員がわざわざ芸術協会に出向いて休業を要請したんだという。じゃ、社会生活の維持に必要なものってのは一体何だと言ったら「国家試験や資格試験、業務上必要かつオンライン化や延期が困難な説明会、憲法上重要な基本的人権の確保に関係するイベント」だってんだよ。とてもそんな状況を反映しているとは思えない。それに、そういう方針があるんだったら、最初からちゃんと示せば良いじゃないか、そして休まざるを得ない職業従事者には、ちゃんと保証しなくちゃいけない。この国では10万円が一回ポッキリ出ただけだ。各職業に対する保証だって出たり出なかったり、なかなか出てこなかったりで、誠に誠意がない。よその国の話を聴けば聞くほど、なにもしてくれない。これまでの収入の8割を国が保証しているなんて国だってあるというのに。この国はどうしてそういうことが出来なくなったのか?どうして行政が施行に当たって各種中抜き業者を必ず噛ますのか。しかもその中抜き業者が、電通やパソナばかりだったりするのはなぜなのか。あのクソマスクですら、どうしてこの業者が起用されたのか、未だに解明が終わっちゃいない。
で、上野鈴本と浅草演芸ホールは、5月3日と5日に、YouTubeで無料配信することにした。今日は鈴本の昼の部、夜の部両方を無料で配信!5月上席は昼の部はトリが林家正蔵だったんだけれど、一回休業ってことにしたら、他のスケジュールを入れてしまった(一之輔曰く)そうで、トリは春風亭一之輔。夜の部は柳家権太楼がトリでたっぷりと「百年目」を楽しませて戴いた。いやいや、こんな豪儀な無料配信だなんてビックリでございます。
昼の部→www.youtube.com
夜の部→ www.youtube.com