ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

監視社会

ストリート・クライムが発生すると、すぐさま周辺の監視カメラが捉えた映像がテレビに現れる。
そして、どっちへ行ったか、どんな格好をしていたか、全国に伝えられる。
今や交番の掲示板なんか目じゃない。
テレビになんでも出てきちゃう。
それくらいサーベーランス・カメラが行き渡っている。

私はスマホを起動させるには自分の顔の認証で行っている。
便利だが、マスクをしていると機能しない。
しかし、マスクをしていない時は目の前に持ってくればすぐさま起動する。
こんなつまんない顔でも、ちゃんと機能する。
よく考えてみると怖い話で、すでにスマホにこの顔が判別されてしまっているわけだ。

最近は三密を避けろといわれて、ほとんど行われないが、かつては反原発や、反安倍晋三のデモによく出かけた。
そうすると、必ず簡単なバッグを斜めがけにして、アベノマスクをかけた連中がばらばらっと湧き出てきて、小さな、あるいは望遠のついたデジカメを手にしていて、デモの隊列に向けて写真を撮る。
警察の公安が断りもなくデモ隊メンバーの顔写真を撮影しているのだ。
爺さん婆さんは気にしていないが、あれだけで本当は非常に問題のある行動をしているのだ。

サンフランシスコの市議会に相当する監理委員会は2019年に警察など市当局が顔認証技術を使用することを禁じる条例案を可決している。今現在どのような経過を辿っているのか知らないけれど、官憲に情報を握られてしまう前に考えなくてはならないことだけれど、もはや遅きに逸しているのかも知れない。
どんどん車にもドライブ・レコーダーが取り付けられる時代になると、画像情報はなんらかの規制がとられないでいると、中国のように全ての情報を握られてしまうことになる。