買い物済ませて帰ろうとすると、バスは赤信号で待っている私の前を通り過ぎて行きます。
バス停に行くと、おばあさんが一人で立っていた。
「今行ったばかりですね」というと、「そうなの、でも次はすぐ来るでしょう。」
横のベンチをお勧めすると「いや大丈夫」と。
なんの弾みだったか思い出せないんだけれど
「歳をとると我慢ができなくてねぇ」とおっしゃるので、
「私なんかでもそうですよ」と相槌を打つ。
「それでもポツンと北海道でも行きたいわねぇ、というと息子がポンと10万円くれて、その上ホテルから何から予約してくれるのよぉ」という。
「そりゃ羨ましいですねぇ、しかし、そんな話を無闇に他人にすると、妬みを買ったりしますよ」と申し上げると「あぁたがいうからよ」というんだけれど、私は一体何をいったわけ!?とびっくり。
「子どもは二人っきり、孫も二人っきりだけれどよくしてくれるのよ、私は幸せだわぁ〜」って。
バス停であっただけですよ。
バスが来る前に「あ、そうだ、買い物を済ませてこよう」といなくなりました。
本当に幸せなんですかね。そうだったら良いけれど。