ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

地下鉄・マスク

概ね白人観光客は公共交通機関であってもマスクをしない。
しなくて良いと思っているようだ。
それでも時として、マスクをして乗ってくる白人にも遭遇するから、みんながみんなそうだというわけではない。
しかも外国人は優先席の何たるかがわかっていない。
だから下手をすると、優先席がマスクをしていない外国人で満席になってしまうことがある。
日本人でも優先席でマスクをしないで立って座席を見下ろしているやつがいたりする。
そういう時は諦めてできるだけマスクをしていないやつがいないあたりへ移動する。
前よりも公共交通機関に乗っていても油断ができないのが面倒くさい。
できればそういう必要があるところへでかけたくない。
買い物を諦めればよいのである。

 大変に珍しい出版形態で、発行は日刊現代で、発売は講談社で、格好は分厚い新書判なのである。どれくらい分厚いかというと350ページある。最近ますます古賀茂明に気が付かされることが多い。彼はあの映画「妖怪の孫」にも関わっている。帯には「妖怪の孫」の原案本と書かれている。

 保阪の最新刊新書である。あえてこの様なタイトルをつけて保阪が訴えようとするのはどのへんにあるのか、大変興味深い。
保阪正康は自ら命を絶った西部邁と旧友だったという話を知らない人はいるかも知れないが、彼はそのあたりのことを本にしたことを知る人はもっと少ないかもしれない。


 吉川潮は大学の同学年、同学部で、在学中に彼の存在に気がついていた。キャンパスで同じ学部の連中と、立ち話をしていた時に彼もいたことには気がついていて、何がきっかけなのか、全く覚えがないが、なぜか、気になってはいた。それが後に芸能評論家みたいになったことも知っていたが、どこまで談志とつながっていたのかなんてのは全く知らない。というよりも談志は私の好みではなかったので、談志の周辺については全く興味がないというよりも、知りたくもなかったといったほうが良いくらいだったからでもある。この本が去年の暮に出ていたことも知らなかったけれど、目次を見て、あぁ、このへんは知っていてもいいかもしれないなと思ったので、ついうっかり丸善で買ってしまった。
ちょっと読み始めたら吉川潮は大学で落研に入っていたというから、私と同様浪人して大学に入ってから落研に籍をおいたG.F.という同級生とのつながりで吉川潮を立ち話の輪の中に見たのだろう。私は高校時代は落研だったけれど、大学に入ってからは、一からやるのが嫌で入らなかった。どうせ大学から落語を始めたような先輩ってのが「先輩ヅラ」して威張ってんだろうなと思ったからである。

昨年谷中の古本屋で見つけて買った。今日、蔵前の古本屋で100円で売っているのを見て、本当に本の価値ってのはわからないもんだなぁと首をひねり、ひねったまま一日を送りつつある。