ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

バスに乗る


 帰りのバスはかなりいっぱいだった。一番前の運転席の後ろに、黄色い帽子を被った某区立小学校の一年生の男の子が座っている。ま、一年生だからそこに書いてある「幼児」ではないだろうけれど、その子はかなり小さい。危ないなぁと思ったら、横に母親と思しき人がくっついている。それなら安心だ、と思ったんだけれど、なんでこんな小さな子が母親がお迎えに来てまで越境通学しているのかねと思ったけれど、今じゃそれを認めないと都心の学校は成り立たなくなるんじゃないだろうか。ま、昔だったら子供の数が減ってきたら、合併や閉校ということになるんだろうけれど、いまそれをやったら都心に小学校がない、という状況になるのかも知れない。



 自分たちのように子どもが多くて多くて、小学校だけじゃなくて、中学でも教室は机で埋め尽くされていたなんて時代に育ってしまった世代にとっては羨ましい限りではないか。教室の掃除をするときに、机を後ろに全部押し寄せて前半分の床を掃除し、今度は逆に前に押し寄せて後ろを掃除するのではすまなくて、机や椅子を二段重ねになんかして掃除したこともあった。


 どこにいっても、なにをしても、人に溢れていたのが普通の状態だったのは、いつまでも変わらず、葬祭場ですら、今や待たなくてはならないらしい。特別に減税してもらいたいくらいだってのに、おでんメガネはとっとと自決しろなんていい、それを面白おかしくフジサンケイ系あたりが取り上げる。