ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 来月になると母校の図書館が入れてくれなくなるというので、慌ててもののついでにいく。OPACで見たら見たいなぁと思っていた映画「東京裁判」のビデオがあると書いてあったので、慌ててカウンターにいってみると貸し出しをしないどころか、図書館内でも卒業生には見せてくれないというのである。なんともつめたい仕打ちなり。どうも卒業生を疑っている、怪しんでいる?姿勢が窺える。

  • 若き日の五百旗頭真の顔写真が写っている「米国の日本占領政策(上・下)」中央公論社 1985 を見つける。この年、彼は若干42歳であるが、この写真はもっと若い頃のものに違いない。彼もまた1977年から3年間米国で在外研究のチャンスを捉え、一次資料に接することができた。この本の名前をどこで見つけたのやら記録がない。こうしてすぐにものを忘れる状況になり、書けば書くほど自分の記憶力がどんどん失われていくことに気付く。ひょとすると若年性の(もう、若年じゃないか)認知症ではないかと疑うほどである。昨日なんぞはかの「アイザック・ニュートン」の名前が出なかったのだから。
  • この図書館は卒業生に3冊お貸し下さる。しかし、入手したい本は見つからず、たまたま見つかるとそれは上下巻になっていて上巻だけしか借りられないことになってしまう。中途半端だ。古い日経BPの「旅名人ブックス コッツウォルズ 西イングランド」2002を借りた。ロンドンで働く人たちをして、引退したら住みたいもんだといわせるという田舎である。美しい庭がそこここにあるのだそうで、ガーデニングってのはこうしたもんだ、という写真が満載。先日テレビで見た庭も出てくる。ベランダ・ガーデニングの環境に暮らすものとしては羨ましい。帰ってみると今日の新聞に阪急交通社がこの方面のパッケージ・ツアーの全面広告を出している。真冬のイギリスは如何なものか?
  • 今更ながらであるが、「社会学を学ぶ」内田隆三 ちくま新書 2005を読む。哲学の入門書もさることながら社会学の入門書もこうしてみると片っ端からすぐには飲み込めない。本屋の新書棚を見ていたらこの新書の中に時々出てくる廣松渉の名前を発見。講談社現代新書の「今こそマルクスを読み返す」であった。初版1990年でこの版は2004年。その後現代新書は統一的な表紙にしたものだから奥付の「装幀」のところにテープを貼って消してある。そういえば私は講談社現代新書を最近はほとんど手にしていないことに気付く。そして新書を出す出版社が随分増えていることにも驚く。
  • 「被占領期社会福祉分析」菅沼隆 ミネルヴァ書房2005
  • 「澤田節蔵回想録 一外交官の生涯 日本外交史人物叢書 第19巻」有斐閣1985 の復刻 ゆまに書房 2002