ほぼ足りてまだ欲 その先

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薬害肝炎訴訟

 こんなにわかりやすい「とんでも」和解案はないし、これに対する政府・厚生労働省見解がどう見ても、人身を把握できていないという展開もないのではないだろうか。

舛添厚労相は、閣議後の記者会見で「大阪高裁の案を踏まえたうえで、矛盾しない形であらゆる可能性を探っていきたい」と述べ、骨子案をベースに和解にこぎ着けたい意向を示した。(2007年12月14日12時52分 読売新聞)

 これを見ていると、最初は司法を尊重するなんていう姿勢を見せておいて、大臣を先頭に厚労省が巧く政府内をとりまとめたというステップを踏んで、ようやくここまで来ました「全面救済!」という落としどころでも作っているんじゃないかと思うほど、ヘタックソ、且つ理不尽展開ではないか。
 東京地裁判決がベースになっていると解説されているが、補償の対象を「血液製剤フィブリノゲン」は1985年8月〜1988年6月、第9因子製剤は1984年1月以降の投与患者」と限定し、問題は「範囲外の未提訴者」は和解の範囲外に置かれているという点が多くの憤慨を買っている。これでは次の衆議院選挙でも負けようと思っています、と自民党が思っているように聞こえる。年金の「やっぱりダメだったもんなぁ・・、でも責任持つなんていったっけ」と共に、ここで連立与党は減点2だと覚悟していて欲しいなぁ。それにしても厚生労働省って、本当になんにもやってないんだねぇ。たまに法律をいじると悪い方へ悪い方へ改悪していっちゃうしねぇ。近頃教員について能力がない教員は強制的指導排除を語る人がいるけれど、厚生労働省職員についてもそれをいう人が出てきても良いんじゃないかと思うなぁ。尤もあそこだけじゃないんだろうけれどねぇ。