ほぼ足りてまだ欲 その先

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政局ってなにさ

 鳩山邦夫日本郵政の社長の首をすげ替えようといっている。ちゃんとしたことをやっていないのは怪しからんと。片や元住友銀行頭取の西川は小泉の手下、竹中平蔵と親しく、小泉/竹中の息がかりで日本郵政初代総裁、初代社長に就任。鳩山邦夫は小泉に喧嘩を売っているという格好だ。「俺は正義のためにやっている!」といっちゃった以上、もう後には引けない。こういう時に自民党の小狐どもが「政局にしてはいけない」っていうんだなぁ。この言葉の持つ意味がわからない。そもそも「政治的局面」を意味するのであれば、そんなものは四六時中政治的な局面なのであって、政治は日常を司る。
 しかし、彼らのいい方を聴いているとどうもそうではない。なんだか野党(あるいは政敵)にいいようにあげつらわれる事態のことをいっているような気がする。こんないい方はずっと昔からいっていたのだろうか。ごく最近こういう言葉を聴くようになったような気がするのだけれど。
 それにしても何が「政局にしてはいけない」だ。きちんと白黒はっきりつけて貰いたい。西川善文日本郵政社長がいたからこそ宮内義彦会長が統括するオリックス・グループのオリックス不動産が「かんぽの宿」の一括売却の相手先となったことは誰が見る眼にも明らかだからだ。よしんば本件に関してそんな縁故的な、神戸お仲間会的な行動がなかったとしても、そうした誤解を受ける行動を迂闊にも取ってしまった日本郵政としては大変に大きな責任があるといえる。
 麻生がここで鳩山邦夫を更迭したら、もう次の自民党の選挙はやる前から結果を類推できることになる。
 しかし、これも手かも知れない。一方的な民主党優勢になったとすると投票率はがくっと下がってしまい、その結果思いもよらぬ勝利を手にしないとは限らないからだ(そんなこたぁないか)。