NHKスペシャル「JAPANデビュー アジアの“一等国”」が偏向した番組で、取材した台湾の人たちが日本の植民地時代には良いことがたくさんあったといっていたはずなのに、それを放送で全く使わずに、「とても差別された」「とても悔しい」と涙ながらに語ったところばかりが使われた、と産経系、桜ナンタラ系の人たちが中心になって8389人の原告団を組織してNHKを訴えたということである。
そっち系の主張についてはmsn産経ニュースがそちら側の主張について詳報を伝えてくれているのでわかりやすいけれど、NHKの番組制作のスタンスにたって伝えてくれる媒体はあんまりないのだろうか。今は既に政治の表舞台から退場した（と、私は思っているんだけれど、なんだか最近片方の人は図々しくテレビに出てきているなぁ）二人の政治家がかつて言い寄ったようにまた何かあるのかもしれない。
植民地について良い面を強調する旧宗主国というのは普通にそこら中に存在し、そうした動きに追従する感性というのも普通に存在する。
