ほぼ足りてまだ欲 その先

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小沢一郎

 私は少しでも疑惑を持たれた政治家はもう政治を執行していく資格がないと思っていた。しかし、ここのところでマスコミが検察のいう通りの言葉を鵜呑みにしてオウム返しに報道しているということが分かってからというもの、どうやらそれは違っているらしいことに気づかされてきている。それはこれまでの警察+検察+裁判のラインがいわゆる官僚そのものの行動を取っているらしいという疑念から来ていることでもある。
 そうして考え初めて見ると、その辺の事件も政治がらみの事件もその裏にいくつもの怪しい動きがあるらしいことが見えてきてしまう。そして彼等は自らの動きがばれてしまってもひとつも前向きに反省し、謝罪するということができないらしいことも窺えてきた。そして結局マスコミ自身も彼等と同じように自らを守るために活動しているらしいことが窺えてきてしまった。
 こうなると一体全体何を信じて私は暮らしていけばいいのかということになるのだけれど、幸いなことに私には今はネットという様々な情報が飛び交うツールがある。ここから手に入るものは確かに玉石混淆なのだけれど、なんとなく嘘情報には分かりやすい匂いがある。そして生活をなげうって真実を伝えようと努力する人というのが存在することに驚く。
 秘書が三人も逮捕された政治家である小沢一郎は一刻も早くやめるべきだと私は思っていた。それは何故にかというと、折角実現した政権交代による効果を高めるためであった。私はこの政権交代はこれまでこの国を自らの勝手にしてきた連中から、この国を一旦取り返すことができた、という点で非常に重要だと思う。
 岸信介から佐藤栄作中曽根康弘と繋がる米国の準州としての政治は小泉-竹中があだ花を咲かせたあたりでそろそろメッキがはがれてきたのは、米国それ自体のペンキがはがれてきたからでもある。だから、この政権交代は私にとってははなはだ重要であって、それが世田谷のこれっぽっちの土地の件で元の木阿弥に返ったりして堪るかという気持ちだった。しかし、それがはがれたペンキとメッキを修復するためであったのだったとしたら、とんでもない話だ。
 だから、生方という副幹事が外されたという話も、小沢の傲慢さという形ではなくて、メッキ修復の作業員たる検察に対抗する作業としての説明をどこかで誰かがするべきだと思う。読売の好きにさせてはならない。
 ところで民主党にはどうしてあんなにたくさんの副幹事が必要なんだ?どっと議員が増えちゃったから困っているのだろうか。