ほぼ足りてまだ欲 その先

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放射能汚染

 一説によると福島近辺から出荷された牛肉が産地を偽って出廻っているともいわれるし、他産地表記された米袋が現地で売られていて飛ぶように売れているという情報が平気で語られている。
 何度もいうけれど、私の歳になったら、多少の被爆なんてものはなんの影響も及ぼさないと思っているから実被害はないだろうと思ってはいるけれど、どの食材がどの様な状況にあるのかについて私達は何もその基準になる情報を持っていない。店で売っているものは大丈夫なんだろうと思っている。むしろ思い込んでいるといっても良いのかも知れない。しかしその実態がどうなっているのかを誰も積極的にいってはいない。「直ちに健康に影響があるレベルではない」とか「基準値を下回っている」という表現が一体何を示しているのか、誰かが教えてくれているのかといったらそんなことはない。テレビで毎日毎日この食品についての汚染に関する基準値は世界的観点から見るとこうで、3.11以前にはこういう数値だったのだけれど、今日はこういう数値のこういう食品がこの市場で発見されたというニュースが流れるかといったら、絶無といって良い。
 つまり食品の放射能汚染について、私達はなんの的確な情報も与えられていない。だめなのか、いやいや、何いってんだ、なんの疑いもなく大丈夫なのか、どこにも裏付けのある情報がない。どうしてテレビや新聞は「でんき予報」は流していたのに、こういう情報を流さないのだろうか。こういう情報が流れたら日本国民が食べる物がなくなってしまうからなのか。
 福島から飛び出た放射能は風に煽られてとんでもないところまでとんでいっているし、色もついていないから誰の目にも確認ができない。千葉の柏がホットスポットだという情報も流れてくる。それなのに東京電力は千葉県は補償対象県に入れていない。それは何を根拠にして主張されているのだろうか。
 もし今私が幼子を抱えていたら多分パニックに陥っていただろう。
 ここに触れると自分で自分の首を絞めそうな気がするので、触れずに来たのだけれど、海産物の放射能汚染は一体どうなっているのだろうか。ひょっとして築地の中央市場に感知器を持ちこんだらとんでもない結果が出てしまうのではないのだろうか。福島近海にはとんでもない数値の汚染水が放出されていることはもう誰も否定しないだろう。そして、福島沖には大きな潮の流れがあることは地理を勉強した人であれば誰でもが知っている。上り鰹、戻り鰹、秋刀魚の南下は季節が来るとかならずテレビでも語られる。そうした魚たちは一体どうなっているのか。
 目黒の秋刀魚祭が品川区と目黒区で開催されるという話はテレビでも聴いているけれど、そのふるまわられる秋刀魚の放射能汚染はどうなのか、なぜ解説されないのか。
 なぜ、あたかも福島の放射能汚染なんて食品には関係ないかの如くテレビで流れているのはどういう意味を持っているのか。