ほぼ足りてまだ欲 その先

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大連立

 これじゃ、もうあたかも大政翼賛会じゃないか、といわれているけれど、小沢一郎ナベツネの引きで福田と話し合って大連立に踏み切ろうとしたのに、党に持ち帰ったら寄ってたかって大反対だと却下され、うちひしがれて代表を降りてしまったのに、今やその大連立から自分が除外されていて、孤立しているのはなんともどうも、こんな事で良いのかい、と驚いてしまうのである。
 私は幼い頃から民主政治という言葉を吹き込まれてきていたから世の中は正にそれを目指して動いていると思っていたし、当時は世の中が発達していないんだからなかなか旨く機能していないけれど、私たちが大人になる頃には世の中も習熟してきて理想的な民主的な政治社会が構成されるに違いないと楽しみにしていた。「今に見てろ!」と。
 ところがいつまで経ってもなぁんにも変わらないし、今や変わらないどころか、どんどん後退していっていて、霞ヶ関が思うがままに国会議員どもが金持ちが金を儲け、既得権を持っている連中がそれを堅く死守しているのみならず、わずかばかりのお情けをいただいてどうにか糊口をしのいでいる人たちからまでその金を取り上げようとまでしていることを見逃してはならないのだよ。
 つまり、野口佳彦を表に出してそれを突いているかの如く見せて霞ヶ関の代弁者を勤めている自民、公明は鉄面皮、詐欺師、である。