ほぼ足りてまだ欲 その先

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安全が疎明

 国内の原子力発電所で唯一稼働している関西電力大飯原発3,4号機(福井県おおい町)について、近畿2府4県と福井、岐阜両県の住民ら262人が、安全性の確認が不十分だとして関西電力に運転停止を求めた仮処分裁判で、大阪地裁(小野憲一裁判長)は16日、「3,4号機は安全上の基準を満たしていることが疎明されている」として、住民側の申し立てを却下した。(2013年4月16日14時22分 読売新聞)

 「疎明」?初めて聴いた言葉だけれど、辞書を引いたら「確信ではなく、確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為。または、これに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態。」と書いてある。そうすると、この場合「当事者」というのは一体誰だろうか。裁判官が推測をえている状態という事は小野憲一裁判長が推測したという事になるわけだろうか。随分いい加減な話のような気がする。
 小野君はどれだけ核物理学について知識を持っていてそう判断できるというのだろうかと。裁判官としては現行のシステムの中に合致するかどうかを判断するのだろうけれど、この判断基準が正にいい加減で、そこを突かなくてはならないという事になるのだろうか。地震が来るぞ!