ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

写真 録音 録画

 先日、半年ぶりにわれわれのバンドを人様の前にお見せしてしまったのだけれど、話題にしたくても、気がついたら写真が一枚もない。そりゃ当たり前だ、自分たちは演奏していて撮影できないからだ。今頃になって気がついた、誰かにお願いしておかないとそんなものが残るわけがないのだった。
 歌にしてもステージングにしても、写真であるとか、録画であるとか、はたまた録音をする理由は自分の反省の為にあることはいうまでもない。不思議なことに自分が満足していても、聴いている方、見ている方がどう思っているのかというのは全く別物なんである。これが不思議で仕方ない。
 例えば、毎週一回いって練習するジャズの歌も、録音して聴いてみると、歌詞がハッキリしていないとか、表現がおかしいとか、下がるべきところできちんとしたまで下がっていないとか、聴いている方にとって心地よいかどうかと、歌っている方にとって楽か、きついかというのは全く違うからだ。
 反省がないところには進歩がない。これは自分にいっている。どうもジャズの唄い方というのはカンツォーネとかオペラとかと違って、思いっきり歌えばよい、というものではないとされているらしい。そういえばベテランの方の歌なんて聴いていると、口先だけで歌って雰囲気を出す、というところに総力を挙げているように聞こえる。以前はこのあたりが物足りなくて仕方がなくて、なんで、どわぁ〜っと歌わないのかと疑問でしょうがなかった。
 でも、そんなことはどうでも良くて、ジャズの歌の周辺で美味しい話でもできたら、自慢の一つも転がせたらと思っているおじさんとつきあう必要はもう私には要らないかもしれないな。

追加

 お読み下さった某氏より、写真のご提供を戴きました。感謝。