ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

こうるさいこと

 昨日の夜のテレビで豪州大使館をBSフジがとりあげていて、キャスターのあの外股で歩く、気がついたら随分老けておられた益田由美が、懐かしいシドニーのフィッシュマーケットに行くんでございますよ。
 あそこの鮨屋はいったいどうなっただろうかというような事には答えてくれない番組でしたけれど、驚く事に競り場の構内にあった魚売り場のひとつが、漢字の看板になっていて、店員が明らかにチャイニーズ!お〜、やっぱり時代は変わったのだねぇと。
 ところでナレーターのおじさんが刺身のさくを前にこう言ったのさ。「シドニー近海で捕れたサーモン」と。
 こらこらいい加減な事をいうんじゃない。南半球には鮭はいないのだよ。あそこのマーケットで売っているサーモンは、もちろんタスマニアのフィッシャリー、つまり養殖場で育ったサーモンだし、それはスコットランドからやってきたアトランティック・サーモンなんだよね。天然の鮭は刺身じゃ食えないんだぜ。虫がいるからね。だから、かつては「ルイベ」にして、つまり冷凍して食べたのさ、それなら大丈夫になるんでね。鮭を刺身や鮨にして食べるようになったのは養殖のサーモンが大量に出回ったからなんだよ。その証拠に昔ながらの鮨屋では、サーモンの握りなんて出さないさ。
 余計な蘊蓄だ。