ほぼ足りてまだ欲 その先

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人参

 人参をぶら下げておかないと人はなにもしないのかもしれないですねぇ。戦後この方、日本という国が、あのなにもかもすべて焼き払われた状態から立ち上がり、ここまで来るのに、一体全体なにが最も寄与したのかといったら、民間企業が儲けた金を官僚たちはシステム的に美味しい目を見ることができ、政治家たちは目に見えた金を手にすることができたという構造にあったからなのでしょう。
 もしこれが政治家たちの活動をボランティアという精神的な満足の上での行動だったとしたら、多分こんなに発達しなかったのかもしれません。
 つまり、裏で「うひっひっひっひ」といっている自民党政治家がこの国の経済活動、つまり金をかき集める方法を促進させてきたわけですね。しかし、当然最終的に金は大きな企業の元に集約され、中小へはお情け行動として流されてきたもので、これは多分に恣意的なものがあります。前しか見えないように細工をされた馬車馬という表現がありますが、まさにそのものです。
 真面目なバカほど怖いものはありません。鈴木庫三という戦中の日本の言論統制を先頭に立って行ってきた軍事官僚の話を読んでいると、まさにこの言葉に当てはまります。