ほぼ足りてまだ欲 その先

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日本人

 「私日本人で良かった。」という日の丸をバックに若い女性が頬をオテモヤンみたいにしたポスターが神社に貼ってあるってtwitterで知った。神社本庁が作ったそうで、「日本人ではない人はお気の毒!」といっているわけだ。確かに日本に暮らしていると外国人は暮らしにくいだろうと思う。私は日本人の両親から生まれたので確かに「日本人」だけれど、世界のどこへ行っても「日本人で良かった。」と思うかといったらそうではない。「日本に暮らしている日本人」という存在はとても楽ちんだから暮らしやすいが、この「日本という国」に満足しているのか、幸福感を持っているのかといったらとてもそうは思っていない。
 日本食はこわごわしか食べられないものはほんの少ししかない、という気楽さはある。
 どこへ行っても多分迷ったり、どうして良いかわからなくなっても言葉が通じるという気楽さがある。
 どんな日本人と出逢っても多分、その雰囲気でその人の人となりが半分くらいはわかるだろうという気安さもある。
 どんな街でも、おおよそその街の物価の雰囲気もわかるといういい加減さも許容できる気楽さがある。
 しかし、まじめにやっていくのは結構大変で、ふと気がつくと、落ち込む人生にはまり込んでしまいそうな怖さは同時に存在する。そして、そうなってしまうと這い上がれそうもない様子はよく見えている。
 だから「日本人で良かった。」とは言い切れない。ひょっとしたらもっと気楽に暮らせる地域がこの世界中にあるかもしれない。
 この言葉の裏返しはこの国で「日本人ではない」ということがどれほど大変か、ということを差別する側もわかっているということで、これほど恐ろしいことはない。