ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

散歩

 昨日に続いて、今日もとても涼しくて、最高気温は本当に(昨日はそういう予報だったのに、結果的には30℃を超えたらしい)30℃に到達しなかった。だから、朝から張り切っていたのだけれど、朝10時くらいに目が覚めて(もっとも7時くらいに寝たんだが)、10時半に家を出た。とりあえずまっしぐらにビックカメラのB2のカメラ売り場を歩いてから、外堀通り数寄屋橋交差点に向かって歩いた。SONYビルがどうなっているのか見たかったのだ。すると日本基督教団銀座教会前にさしかかると二階へ上がる階段の下に「オルガン・メディテーション」と書いてある。一瞬躊躇したのだけれど、この教会の存在は知っているけれど、一度も入ったことがなかったので、よし、この機会だ!と思い立って上がってみた。
 とてもしっかりした二階席もある教会で、プロテスタントだけに仰々しい祭壇があるわけではなくて、正面の壁一面にパイプオルガンが配置されている。欧州各地にあるカトリック聖公会の教会はそれなりに美術的に楽しみがあるけれど、この種のすっきりさは結構快適だ。
 賛美歌という呼び方がプロテスタントならではで、それが一曲歌われて、神学生の方が司会をされて、その後に祈りがあるのだけれど、その文が聖公会祈りに比べたら以前の文語に近い形で、これはかなり意外だった。オルガニストの方はベテランの女性で、都合5曲をお弾きになった。とてもいい時間だった。
 一階のギャラリーの前を通りかかると、外に米軍のカメラマンだったジョー・オドネルの有名な写真があって、6日まで彼の写真集の展示がしてあった。どうやら彼に関する本が出版された記念のようだ。

 編著とされているのは坂井貴美子さんという人でどういう関係だろうかと思ったら、ジョー・オダネルの未亡人だというのだ。ジョー・オダネルに関する知識は私はNHKスペシャル「解かれた封印」で知ったのだけれど、その番組の中で夫人が日本人だとはいっていなかったような気がする。
 43年間封印していた写真を公開して原爆投下を正しく伝えようとしたジョー・オダネルはかなり批判を浴びたそうで、当時の妻も離婚して彼の元をさっていたのだそうだ。そして再婚したのが坂井貴美子さんだということだ。 1970年に発刊された書籍の文庫版。中公文庫はフォントが小さいのでなかなか読みづらい。著者自身が元大本営海軍報道部員。だから当時の価値観をある程度当然の前提という観点で書かれているといって良いだろう。
つるとはな第5号

つるとはな第5号

 どこへ行っても一冊ずつビニールで包んであるので、けったくそ悪いと買わなかったのだけれど、有楽町駅前の三省堂では一冊だけがサンプルのように出ていて残りは全部包んであった。それが教文館にいったらごく普通においてあったので、手を出してしまった。教文館一階のキャッシャーの人がカードの暗証番号を押せというときに一言も発することなく、ただ、手でテンキーを示すだけだった。なんで口で言わないんだろう。とても嫌だったので、その後私も一言も発しないで店を出た。こんなことどうでも良いじゃないかといわれそうだけれど、教文館だっただけに許せなかった。
 実は「つるとはな」に伊東四朗が出ていたので買う気になったのだ。この本はやる気があって、恵まれた老人ばかりが出ているわけで、どちらかといったら人生の勝者の方々が爽やかに、元気いっぱいで高らかに謳歌しているのを見て、自分も元気を出そう!というコンセプトなの?ちょっと見るのが辛い。
 昼飯をどうしようかと思案しながら歩いているうちに京橋まで来てしまったので、地下鉄で帰ってきた。途中でスーパーに入って昼飯の弁当を買った。