- 慎重な性格の人:電車の中で遭遇した。とても古めかしいデザインの内羽根式の革靴を履いている。多分30代前半。細いストライプの半袖のシャツ。持っている鞄は全部チャックがきちんとしまっている。やおらかがみ込んで靴のひもを結ぶ。そもそもなんでそこまでひもを結んでいなかったのか。結ぶ前に、両方のひもを両手で持って伸ばし、長さがきっちり同じであることを確認した。これを見て、あぁ、この人は多分一緒に暮らすことができない性格だなぁと判断した。落語の「長短」になる可能性がある。
- もうほとんど自棄な人:電車に乗ってくるなり優先席で二席を占めて鞄を横へどかっと放り出して足を組んで目をつぶり、デレッとした30代後半の背の高い男性。仕事が上手くいっていない感ありあり。