近頃の政治関連の記者会見で多くの一流新聞(あ、もう一流新聞といったら数紙しかないね、産経・読売は新聞というよりも自民党広報紙だからなぁ)の記者達は下を向いて、必死にパソコンのキーボードを打っている。なんであんなことをしているのか。あれだったらICレコーダーで良いじゃないか。その証拠に囲みのコメントをとるときは政治家の口元にいくつものICレコーダーが突きつけられているじゃないか、と思う。
多分ICレコーダーだとあれからまた文字にしなくちゃならないからなんだろうが、こんなに進んだ時代にあんなことをやっていると、本当にAIに取って代わられてしまうぞ。
大学生も講義中に必死にノートをとっていて、それが忙しい。忙しくない奴は多分寝ている。ノートテイキングに必死のあまり、頭の中で、教師が言っていることをその場で咀嚼するということをしていない。だから質問が出ない。なぜなら考えていないもの。ずっと子どもの頃からそうして育ってきているから、誰かが話しているときでも、リアクションをしない。リアクションはしてはいけないと思っている。その場で質問をすることが許されていないという驚く場面が展開したりする。
この状況が大いに変わらなくては、日本の高等教育は変わることがない。