私とすぐ上の姉が三日麻疹にかかったのは私が小学校の3年生くらいの時じゃないかという気がします。二人揃ってかかってしまい、奥の4畳半に二人は隔離されて寝ていました。こういう時には何か、慰めみたいにして買ってもらえたので、姉はミルクのみ人形、私はブリキのバスを買ってもらいました。
ミルクのみ人形というのはキュウピーに毛の生えたような人形で、口に小さなほ乳瓶で水を飲ませるとおしっこをしてしまうという、簡単なもの。おしめをあてがっておいて、呑ませます。しかも、横たえると目をつぶります。大層姉が大事にしていたのを覚えています。男三人兄弟がいる近所のお金持ちの家には、当時既にラジコンのバスがあって、羨ましくてねぇ。お金持ちではないうちではただ単なるバスでした。そりゃ向こうは既にテレビがあるというお金持ちでしたから、その差は歴然としていました。そこのお兄さんは今でも、時価400万円というギターを弾いておいでです。
今はやっているという風疹にはかからなくて済むんですかね?