今でも地方都市、それも小さな規模の都市の疲弊度は重い。なにをやっても、盛り上がらない。なんでかというと、絶対的な人口が少ないからだ。だから、大きな都会がやるようなことをやってもしょうがない。とにかく集まる人の数が違うんだから。少ない人たちが楽しくなるような、微笑ましくなるような、ホッとするようなことを考える必要がある。それは何かといったら、金をかけてできるものではないだろう。予算の規模が大きな街にはどうしたって勝てっこないからだ。ガラァ〜ンとしたところで、キラキラさせたってしょうがない。虚しいだけじゃん。暮らしやすさってなんだろうかと考えるところから始めるしかないよね。私の知人が地方の街で、気楽に通りかかりにちょっとクビを突っ込めるような場所を始めている。
問題はその「気楽に」なんだよね。女性はそうしたことに対する抵抗が少ない。割と簡単に首を突っ込む。男はそこがダメだ。自分で自分を考えても、そうはならない。「気楽」になることができない。誰か見ているかも知れない、誰かが自分を値踏みするかも知れない、だとしたらどうしよう。それが男の寿命が短い点なんじゃないのかなぁ。
