昔からオーディオも、パソコンも、テレビも一体型というものを使ったことがない、と思っていた。例えばオーディオだと小さな、安いタイプだったらひと頃一体型が流行ったので、実家で要らなくなったものを引き取ったことはある。CDプレイヤーが動かなくなると、一発で全部が機能しなくなっちゃう。
パソコンではいってみればラップトップが一体型の典型か。そう考えると持っているわけだなぁ。タブレットだって、スマートフォンだって、考えてみれば一体型か。しかし、デスクトップは本体とモニターはずっと分けて使ってきた。モニターが壊れたら買い換えれば良いやと思っていたからだ。これまでモニターは一度取り替えただけだ。今でも本当はもっと大きなものが安くなってきているから換えたいのだけれど、古いものの処分が面倒くさくて、踏み切らずにいる。
本体はこれまで三台ともMacMiniだった。小さくて場所をとらない上に、安かったからだ。ところが今度の新しいタイプが出てみたら、やたらと追加してグレードを上げることができるようになっていて、全部追加すると50万円にも手が届きそうになってしまうので、いったいどこで妥協してよいのやらと落としどころがわからない。
アップルの一体ものである、iMacを使っている友人がいて、本体は起動している音がするのに、モニターが真っ黒のまんまだ!と慌てているのがいる。彼はタブレットもスマートフォンも持っていないので、iMacが動かないと対策を検索することもできない。多分、一体型をアップルストアに持ち込んで修理して貰うしか方法がないと思うが、その予約も電話でするしかない。そういえば、アップルストアに大きなモニターのiMacをタクシーで持ち込んでいる人を見たことがある。そういう場合のことも考えると、やっぱり一体型は面倒くさい。あれを持ち込むにしてもひとりじゃ重たくて爺には難しい。