ほぼ足りてまだ欲 その先

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長靴

この雨が紫陽花を呼び覚ましてくれないものか

 もう25年間ぐらい長靴を持っていない。それまでは釣りにも行っていたから長靴は必需品だった。それ以降はトレッキング・シューズを雨の日は履いて出ていた。ところが一昨年のある雨の日に、好みだったKeenのトレッキング・シューズで出掛けて帰ってきた時に、入口のドアのフレームに乗った瞬間に滑ってこけて、気がついたら玄関に横たわっていた。幸い何の怪我もなかった。それからあの靴が滑りそうで怖くなり、その上、重たく感じるようになってきた。日頃履いているスニーカーが軽くてふわふわだから、余計そう感じるのだろう。
 朝から大したことはないのだけれど、降り続く雨だったので、「そうだ!長靴を買いに行こう」ということにした。
 ところが安物靴店にはそんなものはなくて、昔からある地元の靴屋に行ってようやく見つけた長靴は本当に昔からある長靴だったのだけれど、あまりにも昔からの長靴だった。それではと勇んでモンベルに行ってみた。なるほど格好いいのがあるんだけれど、値段は昔からある長靴の倍以上した。それでも5,300円だったんだけれど、頭の中で、それだったらあそこの帽子が5,500円だからあれを買った方が使いでがある、と結論つけた。それでも最初に本物の帽子屋に行ってみた。惚れ惚れするようなパナマの帽子が飾ってあって、よくよく見たら33万円と書いてあった。あぁ、こんな帽子を平然と被れるほど宝くじに当たってみたいものだと思った。(自分で稼げよ!)

 気がつくと長靴なんかどうでも良くなっていて、ずいぶん歩いていた。