私は小説の類をほとんど読んだことがない。
読んでいたのはせいぜい高校生くらいまでだったかもしれない。
小説はほぼ虚構だから、その作家の想像力の賜物なんだろう。
それで作家同士であいつの発想は全然面白くないとか、あんなのあり得ないとかいっているんだが、それはそれは小さな世界のことなので、とんと興味がない。
映画は結構見たが、あれだって小説の延長線上である。なんで映画だとあんまり気にならないのかというと、多分、画面の情報にたぶらかされる、というわけだろう。だから、原点は同じだけれど、結果は随分違っているのではないか。
世の中には小説を遥かに超えるようなドキュメンタリーに満ちている。