ほぼ足りてまだ欲 その先

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 嫌なこと、見たくないこと、怖いこと、恐ろしいこと、関わると面倒くさいことになるだろうと思われること、みんな知らん顔をして通り過ぎれば、その場は安泰。思い煩うこともなく、態度を示してドンクツを食らうこともないし、なにもわざわざ手を突っ込んで、進退窮まらない羽目に陥ることもないし、「え〜、それって知らなかったぁ〜!」ととぼけていればいいやってことだよな。

 それが一般的で普通のことだから、広瀬隆の本は売れない。なにもわざわざページを手で捲り、知らなきゃ思い煩うこともなかったことを金を出して入手して、ため息を付きながら読んだりなんてしなくたっていいじゃないか、と。そんなわけで売れないだろう。
 図書館から借りだしてきても、ともかく誰かが読んだ形跡もないものだから、ガバッと開いてスキャンするのも容易じゃない。まして金をかけないように作ったからなのか、頁いっぱいに行が印刷されていて、ページを開いて抑える空白も非常に限られている。
 これまでの20年間くらいで、広瀬隆の本は数冊読んだし、書棚にも挟まっているけれど、彼の著作はすべて嘘がない。全部あからさまに断定してある。しかし、売れないからロスチャイルドから暗殺されもしない。