森喜朗の息子が逮捕されてからすぐに釈放されていた件。
8月19日に開かれた石川県議会文教公安委員会で、なぜ現行犯逮捕ではなく任意で同行し、通常逮捕となったのか?当初、小松署では薬物服用について検査する予定だったが、県警の意向で中止されたと報道されているが事実なのか?と質問があった。これに対し石川県警の池田交通指導課長は「現時点では捜査中なので詳細については答弁を差し控えたい」と答弁。
と伝えられている。彼が起こした泥酔運転、コンビニ突っ込み事故が起きたのは7日のことで、この委員会は既に事故発生から12日間も経っている。簡単な事件であったのであれば、こんなに時間が掛かるというのは考えられないし、難しい事件だったのであれば、すぐに彼が釈放されたのはなぜなのか、という実に突っ込みどころ満載なんである。元総理大臣(実に文字にするのも恥ずかしいくらいだけれど)の息子で、しかも地元だからなぁ。石川県って、そういうところなんだろうか。
しかし、ことは石川県警が腐りきっているんだという事実だけで済ますわけにはいかない。これでは日本の警察や検察というものが正しいわけではないのだということを証明してしまうことになる。尤も、これまでの数々の冤罪事件(陸山会も含めて)や、○暴系のなぁなぁ的な事件処理を見ていると、この辺の話は昨日今日始まったことではないわけで、そこら中に充ち満ちているのはわかりきっているけれど、だからといって、そのままでよいのであれば、私たちはいつどこで、どんな言いがかりをつけられて拘束されてしまうかわからないし、ある種の人たちはどんなことを犯してもどんなことをしても釈放されちゃうということになりかねない。