ほぼ足りてまだ欲 その先

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単純な疑問

 東京電力によって拡散された放射能による汚染によってあの地域の漁業従事者の人たちも、農業従事者の人たちもほぼ生活の糧を失ってしまった。収穫したって買ってくれる目処は立たない。いつの日にか収穫したものがなんの問題もなく人の食料として提供できる日が来るのか、あるいは半永久的にそんな日は来ないのか、まだいっこうに目処が立たない。
 それでも少なくともここ何年かはどう考えても、どんなに東電や経産省がどんな嘘をつこうと、彼らは生活の糧を元通りに手にすることができないことは誰の目にも明らかだ。しかし、賠償をしたくないものだから東電も経産省もそれを宣言しない。彼らは自分達の利益を放出するのがいやなばかりに放射線汚染地域の先行きについて何も明確にしない。
 米作については全国各地の休耕田を開墾し直して彼らに提供することはできないのだろうか。各地の漁協の皆さんが、あの放射能汚染海域を漁場としていた漁協の皆さんを少しずつ受け入れて漁協の特別メンバーに加えて貰えないものなのだろうか。
 お前みたいな都会の片隅のウサギ小屋に住んでいるやつが判るわけないだろうという声が直ぐに飛んでくるんだろうとは思うけれど、それこそ「絆」をいうのであれば、かなり長い期間、元々の地元では暮らすことが可能になるとは思えないのだから、そんな手はさしのべて貰えないものなのだろうか。