テレビはもうすっかり売れなくなって、値崩れが甚だしく、テレビで評判だったシャープやその他の家電メーカーが四苦八苦しているという話はもう随分聴いた。大規模量販店、ま、つまりビックカメラやヨドバシのことだけれど、彼らははっきりしているから、あのエコポイントが終わるやいなや、テレビ売り場はさっさと一番人が立ち寄りやすいフロアーから上の階にシフトされてしまっている。うちも結構まだ価格の高いうちに地デジ対応の薄型テレビにしてしまった。今になってみると、うちの集合住宅はアナログテレビ受像器のまんまでも映るようになっていたのだから何も買い換える必要だってなかったのだった。
しかし、メーカーそのものがそのテレビのマーケット・リサーチをしていないわけがないはずだ。それなのに、なんで薄型テレビの生産調整をどうしてしてこなかったのか。そして、それに替わる製品にシフトすることができなかったのだろうか。そこのところがとても不思議で仕方がない。大きな会社っていうのはそういうことを専門にしている人がいるんじゃないのか。
