ほぼ足りてまだ欲 その先

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山口県知事選挙

 投票率;45.32%というのはなんということか。
 この期に及んでも半分以上の有権者が選挙に行かないというのは、完全にこの国の住民はこの国の将来について全く何も考えていないという他ないだろう。なにしろ半分も関心がないということだ。とんでもない話だと思いながらも、山口県選管のデーターを見たら前回の「最初から決まり選挙」の投票率はなんと37.21%しかなかったそうで、もうこうなると山口県は意識の低い県なのだと断定しても良いかもしれない。なるほど、だから、岸信介だ、佐藤栄作だ、はたまた安倍晋三だという今から考えるととんでもない総理大臣ばかり生まれ出ているわけだ。
 今回の選挙に立候補した候補者の中には原発を否定する飯田哲也がいた。今山口県では中国電力が建設を狙っている上関原発が計画され、その予備測量に着手しようと虎視眈々である。当選を果たした旧建設省高級官僚だった山本の得票率は47.57%で投票率が45.32%だから全有権者の21.56%が彼に投票したことになる。一方飯田哲也は得票率34.98%だから、全有権者の15.85%の票を集めた。
 福島のあの事件を目の当たりにしながら、それでも自分たちの権益保護、儲け回収のためにはこの国をぼろぼろにしてもかまわないと思っているとしかみえない電力会社、霞ヶ関、財界がいうことが正しいと思って盲従しているこの国の洗脳国民たちが目覚めるのは何時なのか、ひょっとするとそんなことは全く起こらないのか、私はその結論を見ることができないかも知れない。
 しかし、その方が幸せなのかも知れないし、やっぱり不幸せなのかも知れない。