放送法第4条
第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送（以下「国内放送等」という。）の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
維新の会の山田宏はこれは放送そのものの中身をいっているのであって、NHKの運営体をいっているわけではないといって原口の質問に対抗した。彼の主張は間違っている。
予算委員会を見ていると、この国を動かしていると思いこんでいる国会では大変におかしい状況に移っていて、明確にかつての日本という国が中国に侵略し、朝鮮半島を蹂躙し、挙げ句にあのアジア太平洋戦争に堂々と踏み込んでいった時代を全くそのままにして無視しようとしている。
多くの人たちは、そんなことがまた起きるわけがない、そんなに深刻に考える必要があるとは思えないと高を括っているけれど、事態は確かに深刻だ。20代から40代にかけての若者の中には本当に「自国を悪くいうのは間違っている」と主張して、過去を否定する人たちが増えている。大変に危険な状況に陥っているのは事実である。
