ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

あの頃

 しばらく読むことができなかった、息子の義理のお父さんのブログを読ませて戴いたら、今でも小学校のクラス会が毎年続いているんだそうだ。40名のクラスメイトのうち、12名がまだ集まったという。そのクラス会で、戦後直ぐの生活がどうだったのかという話ができるようになった、昔は辛すぎていえなかったという。
 先日ふと思い出したのだけれど、私の最初の小学校では同級生の中には油紙で葺いた掘っ立て小屋に暮らしている友達だっていた。今じゃ想像もつかないが、小屋の防水ができないから、外にどこかで大量に入手できた油紙を垂木で打ち付け、その上からタールを塗ってあった。だから、外から見たら真っ黒に見える。
 次に転校した小学校の時には、小さな三角の家に何人もの家族が住んでいるのがいた。そのうちの窓は昔の家のように蓋になった板があって、朝になるとそれを棒で支えて開けてあった。
 最後に卒業した小学校ではもう、そういう家を見かけることは少なくなっていたような気がする。それとも覚えていなかったのかも知れない。