日本の民主主義はとうとう瀬戸際まできました。今度の参議院議員選挙で自民、公明、おおさか維新、日本のこころを大切にする党、新党改革が三分の二の議席を得てしまうとここから彼らは日本国憲法を反故にして大日本帝国憲法にほとんど近づく彼らの憲法を制定するだろう。そうすると、そのほとんどは自民党が既に明らかにしてるままに多分なるだろう。その結果は国家が国民を意のままにするという80年ほど昔の日本の状況に逆戻りする。
彼らの憲法草案を見ると唖然とする中身ばかりだけれど、一度その状態になってしまったらもうそう簡単に民主国家と復することはやっかいなことになる。
多分こっから先は闇の中に真っ逆さまだ。
そんなことがこの時代に起きるわけがないという楽観主義が巷に充ち満ちているわけだけれど、それも無理はない。テレビをつけたらそんなことはどこにもいっていない。馬鹿騒ぎか、イケメン、媚び売り少女連の大行進だから。私は選んだ番組を録画にとって夜中に見る以外、テレビをもう見ない。それまで習慣にしていた食事時のNHKのテレビニュースすら今やチャンネルを変えている。
「国民の生命・財産を守る」といっているけれど、それは言葉だけだ。全くの話、言葉だけだ。
麻生太郎が「一体いくつまで生きるつもりだ」といった。高齢者を侮蔑する意図はなかったと後追いコメントしたらしいけれど、そんな生活をやらざるを得ない社会を作ってきたのは彼らだ。高齢者が自分の財産を抱え込まずに消費に回すことができる社会というのは介護を必要としたときになんの心配もない社会、ということだろう。
実態はどうだろう。要介護認定をなし崩しにしていこうとする社会が高齢者の侮蔑以外の何ものだ。