個々人の望ましいと考える生活水準は様々。そんなことはわかっている。
2000万円必要だということを金融庁がいっているんじゃないんだと麻生太郎は言葉をあれこれ使いあわせて言いつのるけれど、こいつにはなにもわかっちゃいない。挙げ句に報告書は「全体を読んでいるわけではない」と平然と言い放つ。
昨日の参議院決算委員会での蓮舫の質問に対する麻生太郎の「丁寧」なご説明には呆れかえる。「百年年金は嘘だったんだ」と全国民はわかっただろう。ま、あの時に小泉純一郎や竹中平蔵が嘘をいっていたのは知っていた。
安倍晋三は「そこでですよ、そこで、そこで」といいながら、百年年金は嘘ではないと言い張るが、もはやデフレではないと云いながら嘘を言い続ける。「皆さんに都合の悪い発言だと遮るの?良いの?」と。デフレがいつ止まったんだって?
やっぱり国会開会中なんだから、予算委員会をちゃんと開かなくちゃダメだ。そしてなんで開かないのかといったら、かく斯様に不利な姿をさらけ出すことになるからに決まっている。代理店の助言なんだろうな。
65歳以上の二人夫婦の4割が2000万円を持っていると報告書に出てくる。麻生太郎は報告書を読んでいないので知らない。
報告書といっているのは、「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 高齢社会における資産形成・管理」のことで、これはこちら にアップされている。
個人消費は老後の補償が足りないから、誰も金を遣うまいとするからどんどん冷えていくだろう。安倍晋三がforward lookingなんて言葉を使ったのを聞いて、驚いたね。
消えた年金5000万件。突合を最後までやるといったと安倍晋三はいったけれど、最後のお一人までお支払いをするといっていたよねぇ。「申し訳なく思う」といっただけだったね、安倍晋三。この後根本というわけのわかっていない厚労大臣が重ねて説明をして蓮舫の時間を潰していった。こういう時間潰しのやり方は、一体誰が思いついて、誰が指揮をしているんだろう。
大塚耕平の指摘。65歳の人に来るねんきん定期便に繰り下げの案内がされる。そこには「年金を増額させますか?」と聞かれ、それを選択すると、手続きについて事細かく読む必要が出てくるが、それなら、提出不要だとかいてある。しかし、そのままにしていると年金支給は70歳まで行われない。この事実について根本厚労大臣は、藪をつつくばかりで、確答のまわりを巡るばかりでこれに対して答えない。ふざけた連中ばかりだ。これを私たちは選択しているの?