ほぼ足りてまだ欲 その先

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遺跡

豊臣秀吉が最晩年に築城したとされる「京都新城」の石垣と堀が、京都市上京区京都御苑内にある「京都仙洞(せんとう)御所」で発見された。毎日新聞2020年5月12日 17時24分(最終更新 5月13日 05時08分)

f:id:nsw2072:20200513201542j:plain:w360:left という記事を見て、9年前の仙洞御所を思い出してしまった。あの東日本大震災の時です。たまたま地震の当日に京都に行ってしまったのです。当時は真冬の京都に出かけだして、まだ二年目か三年目です。桂離宮や仙洞御所は、もちろん御所と一緒に宮内庁の持ち物でございます。潤沢に予算を使ってメインテナンスをしております。その公開にあたっては、なんとハガキ申し込みの抽選でした。かなり前から念入りに申し込み、日程にあわせて許可を取りました。何時の買いと決まっていた記憶です。
 今ではもうネットでも申し込めるようですが(もちろん今はCOVID-19のために公開中止しているそうです)、かなりの狭き門で、かなり前から申し込みをしたような気が致します。日本語だけでなく、英語のツアーもあるそうです。しかし、日本にもっともたくさん来ていた中国人や韓国の観光客のために、それぞれの原語によるツアーがあるかと思ったら、ありません。中国語・フランス語・韓国語・スペイン語による音声ガイドがあるんだそうです。桂離宮の場合の窓口での支払いも現金のみでクレジットカード等の利用はできません。
 今でも忘れられないのは、仙洞御所のガイド。実に居丈高な爺で呆れかえった。写真撮影は許可されているのですが写真を撮っているとあからさまに「邪魔だ、あんたたちみたいのが!」と怒鳴りました。脇に避けていてもです。じゃ、邪魔になるまいとガイドの前に行くと「そうやって勝手にいくな」と怒鳴る。「あなた方のような方では孫子の代になっても見られない風景がある」といい放ったときには、あぁ、こいつはバカなんだなとは思いました。なにか、勘違いしているのですよ。自分が権力者だと思っているわけです。私ひとりの思い込みかと思ったら、トリップアドバイザーにそう書き込んでいる人が他にもいたので、私の偏った意見ではない、ということを知りました。この種の小役人というか、オオカミの皮を被った狐はどこにでも未だにいます。