先月の25日にCOVID-19感染者が出てしまったこの界隈のあるスーパーマーケットが昨日から再開していると聞いたので、昼飯を買おうと散歩の途中で寄ってみた。
いつもと変わらない状況で再開していた。
「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ！」とひずんだ、いかにも場末のスーパーらしい呼び込みががなっているのを何の気なしに聞いていたら、「先日は、突然の長期休業で、ご迷惑をおかけ致しました！」といっている。誰もが感染者が出たからだと知っているんだけれど、「コロナ感染者が出てしまい」というわけにはいかなかったんだろうなぁ。
烏賊と里芋の煮物があったので思わず手を出してしまった。
というのはここまで来る間にどこかで、烏賊を煮ている匂いがしていたのだ。
人間は匂いに弱いのだよ。
ちかごろYouTubeで街の食べ物屋を取り上げる輩がいくらもいて、それは多分孤独のなんたらに影響されているのかも知れないが、その辺の旨くもない蕎麦屋なんかでも取り上げて「これが旨い！」みたいなことをいっているのに遭遇することがある。
もっとも自分でも、そんなのに浮かれて出かけて、ガックリ来たこともある。
動坂下の定食屋のことを書いている人がいて、わざわざそこまで鰺フライを食べにいった。
なんちゅうことはない、普通の鰺フライだけれど、定食が500円で安かった、というだけ。
押上のなんとかという定食屋もなんかで見たので、行ってみたら、500円定食が三種類ある、というだけの話だった。
500円で昼飯が食えればめっけもんだ。
つうわけで、550円の海鮮丼をそのスーパーで買った。
いつになったら三州屋銀座一丁目店の1,100円の海鮮丼を食べられる日が来るんだろうか。
