最近日本のプロ野球を球場まで見に行くと云うことは絶無だ。
最後に見たのがいつ、どこで、球団がどこだったのかも思い出せない。
子どもの頃は親父がアンチ巨人で野球が大好きだったので、よく球場へ行った。
当時横浜にはプロ球団はなくて、一番近いのが川崎球場の大洋ホエールズだった。
小学生の頃はもっぱらこの球場だ。
親父はアンチ巨人の阪神ファンで、多くは大洋ホエールズ対阪神タイガースだった。
高橋ユニオンズのゲームも見た覚えがあるから、彼等も川崎で試合をやったのかも知れない。
近所の鮨屋で助六を作って貰って、それを持っていった。
大体急に「行くぞ」といってタクシーで行った記憶がある。
始めて後楽園に行ったのは、小学生低学年で、子どもの日だった。
親父が買ったトランジスターラジオを持っていった。
ラジオ中継を聞きながら、外野から巨人対阪神を見た。
なんで日本のプロ野球を球場に行かないか、行きたい気持ちにならないのかといえば、あのドンガンワンワンの応援がウザいからだ。
静かな、誰かの野次が球場に響き渡るような中で野球を見たい。
日本のプロ野球にそんな日はもう戻ってこないだろう。
今では三桁の背番号を背負った「育成選手」というのがいるけれど、どうやら押し並べて月給20万円ベースらしい。
そしてそのほとんどは一軍に登録されることもなく、三年でお払い箱らしい。
かられのインタビュー記事を読むと、一軍に上がっている、上がれる可能性を持っている選手というのは、本当に凄い才能を元から持っているという。力の差が大きいんだと。
大谷翔平は、今年の活躍で、多くのMLBの選手を超えた存在なんだと報じられるのを読むと、それはどれほど凄いことなのか、素人の爺さんには、全くうかがい知ることができない。