ほぼ足りてまだ欲 その先

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山本-堀

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先週土曜日のTBSテレビ、「報道特集」のビデオをようやく見る。
毎週録画にしてあり、あとから中身を選択してみる。
今週は「山本五十六と堀悌吉」の話だった。
二人は海兵の同期で、日露戦争日本海海戦で実践に赴く。
海兵トップ卒業の堀悌吉は、三笠艦上において露西亜軍艦船の沈没を眼前にして、敵兵に憐憫の情を抱き、それ以降いかに戦争を回避するべきかという観点を持つ海軍軍人となる。1921年のワシントン海軍軍縮会議で英:米:日:仏:伊がそれぞれ、5:5:3:1.67:1.67の割合とされ、日本はこれに大いに不満とし、その論調をひろげる艦隊派からは敵視される。堀悌吉はついには予備役に追い込まれ、目の上のたんこぶを「大きな声で一見威勢良いことを叫ぶ連中」によって排除される。
「得た一人の友」と堀悌吉を認識する、海兵16位卒業の山本五十六は最後まで堀悌吉を頼り、堀悌吉の同席なくして開封するなとした文章を残して、開戦から一年数ヶ月後にブーゲンビル島視察中に撃ち落とされて命を失う。
弾道ミサイルを相手国領域内で阻止する敵基地攻撃能力の保有を主張する岸田文雄の思想がはなはだ危険だというのは、これぞまさしく先手奇襲作戦そのものであるからだ。とんでもない発想で、「やられる前にやれ」思想である。正に日本国憲法違反の行為であり、われわれ日本国民はこれを認めてはならない。

 それにしても山本五十六の達筆なこと!