昨日は夕方から出かけ、医者によって検体を提出してから、上野五丁目にある千円床屋で髪を切った。つうか、私の場合はバリカンで刈り上げて貰うだけだから、こういうところで充分。いつもいる年長のおじさんはいなかったけれど、寒いからか、お客はガラガラで、行くなり、さぁさぁ、コートを脱いで!の雰囲気。あっという間に完了。アメ横のいつものお店にMJBのアーミーグリーン900gを買う。相変わらず660円。二軒のうちの一軒の方が閉まっていたのはどういうこと?休み?あそこは不思議なことに至近にほぼ同じ品揃えの店がある。途中で怒鳴っている中国人のおばさんがいて、どうしたんだろうと思ったら、スマフォのテレビ電話で相手に自分を撮りながら説明してる。もはやあそこだけじゃないけれど、ほとんど通行人の三分の一くらいは中国化している。
友達を誘って、再開したバーに行くつもりだったのだけれど、まだまだ時間があったから、どこかでお茶しながら本を読みたいものだと思いながら御徒町から東京駅まで京浜東北に乗った。八重洲南口に出て、ブックセンターを覗こうとしたら、あのあたりを長いことかけてやっていた工事が完全に終わり、出てきたら見たこともないエスカレーターがあった。これで上に上がるとなんか店でもあるのかと上がってみたら、その通路は旧国労会館の跡地に建ったのっぽビルに繋がっているのだった。
どっと人が東京駅に向かって外堀通りを渡ってくるのに逆らってブックセンターに入る。
- 作者: 中田整一
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2015/01/23
- メディア: 単行本
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ちなみにこの修道院についてはかつて書いたことがあるが(どこに書いたのか、見つけられないのだけれど)、昭和10年に完成したもので、東日本大震災で木造総二階建ての建物は大きな被害を受け、修復には膨大な費用がかかるということで、解体されてしまった。
民間人の捕虜というのは民間客船を日本海軍が拿捕し、乗客約140名をここに終戦まで収容していたものだ。(詳細は「福島にあった秘められた抑留所 民間外国人140名の生と死」紺野滋 著 歴史春秋出版 1991.8に詳しい。)かつての記事はこちら。
話がそれたけれど、この本は1936年に日本郵船の諏訪丸に乗ってドイツからやってきた映画撮影の一行の描写から始まる。また、知らなかった史実が中田整一の筆で蘇ると思うと楽しみだ。
- 作者: コーデル・ハル,宮地健次郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/11/21
- メディア: 文庫
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ブックセンターの中2階でお茶をしながら本を開くのも良いけれど、なんだかがらんとしていて、淋しそうだからと銀座に向かって歩き出す。ふと気がつくとくらくなっているビルの前を通り、あれっと思って見上げると八重洲フジヤホテルの建物がほとんど真っ暗だ。あぁ、そうだ、ここも閉じるといっていたっけなぁと思ったけれど、不動産関係の仕事をしている友人がいうにはいくらでも東京にはホテルが必要だといわれているというのだけれど、それにしてはどうして東京駅至近の場所にあるホテルがどうして閉じたんだろうと疑問。どうやら国際興業が財務体質改善のために住友不動産に売却したんだそうだ。京橋界隈は再開発真っ盛りだ。そういえば昔の京すしの前にあった唯一昔からの残り物だった郵便ポストがさすがになくなった。
自分ではどこかでヒレカツ丼を食したいなぁと思いながら歩いていたのに、西銀座デパートのマリオン側に階段状にあるモスバーガーのところに来たら、休みたくなって、入ったらなんだか自動的にバーガーを頼んで食べちゃった。こんなものを食べたのはいったい何時以来のことかと思ったけれど、とびきりハンバーグサンド「ビストロ風マッシュルームソース」\450-399kcalを発注してしまった。一昨年にパサディナのJohny Rocketで食べたマッシュルームソースバーガー以来のことではないか。安い分随分小さい。これははっきりいっておやつだね。それでもこれを食べたらもうカツ丼はやめた方が良さそうでそのまま再開したバーに行った。随分明るいスペースになった。なんでも某映画監督の紹介なんだそうだ。