昨日たまたま通りかかった三越日本橋店7階で実施されているイタリア展にあがりましたけれど、その人混みに驚いたんです。平日の真昼だっていうのに、ごった返すような人出だったんですよ。驚いたなぁ。
で、その中にお爺さんお婆さんが大変に多いんですよ。それも私たちのような成り立ての爺さん婆さんよりも、もうかなりベテランな爺さん婆さんがぽつんぽつんじゃなくて、あっちにもこっちにも。はっきりいって危ないくらいなんです。商品の説明を聞いていてやりとりしていると背中に当たる気配で、振り返ると、杖をついた腰の曲がったお婆さんが歩いておられるんです。
なにもこんな混んだところにわざわざ入ってこなくてもなぁと思ったくらいです。
ところが賢明なるわがつれ合いにいわせると、こういう人がワンワンしているところだからこそ、出かけてきたくなるんだよ、というのですよ。ガラガラだったら入っちゃこないってんです。ましてやワンワンしているところだったら余計に自分が埋没するし、かといって賑わいの中に自分も暮らしているという気分になるんだよ、というのです。
おっ!なるほどねぇ。だとしたら私はまだその心境にまで到達していないからまだ若いってことなんだろうなぁと。