原田忠幸が1936年生まれで、大森在住、今でもお元気でプレイしているということを知る。
彼もまた原信夫に引っ張られてシャープス&フラッツのメンバーとなり、ここで初めてバリトンを手にする。
原信夫とシャープス&フラッツが解散してから今年でもう10年経ったことを知る。グランド・フィナーレのゲストは綾戸智恵、阿川泰子、水谷八重子、雪村いづみ、ペギー葉山。
ヴォーカリストはそのままだけれど、バンドメンバーは二人を除いて、あとはすっかり入れ替わっているわけで、現実は残酷だった。声を出すというのはしっかり鍛えなくては衰える一方なんだと知る。そこへいくと楽器プレイヤーは羨ましい。
日野てるまさはある時から異常な吹き方になって、キャノンボール・アダレイになってしまった。ルックスだけ。そしてマイルスに心酔しているんだって表現してきた。昔、渡辺貞夫のバンドと対バンであちこちでライブをやっていた頃の方が初々しくって良かったなぁという気がする。