75歳をすぎると運転免許証の更新に際しては認知機能検査なんてのを受け、視力検査と実車運転試験を課せられることになっておりやす。その認知機能検査というのを受けに行きました。これで二回目です。なんと今度はタブレットとタッチペンで答えるようになっていました。タッチペンから見て、タブレットはアップルでしょう。これが厳重に持っていかれないように鍵がかかっておいてあるのです。しかもタッチペンの釣り糸かなんかでしっかりと結んであります。検査を受けに来た人に持っていかれないようにしてあるんでしょうねぇ。そんな人いますかね?なんか世知辛いというか、貧乏くさいというか。
しかし、これでは検査に対応できない人ってのがいる可能性ありますよね。そんな人間には車も運転させないぞ、という官憲の意思が見て取れますね。ま、要するにできるだけ年寄りに車を運転させたくない、というのが本音ですね。16枚の絵を見せて、後でそれを思い出させるというものですが、実はウェブ・サイトには4組のこの絵がアップされていて、事前に見ることが可能です。それでもあとから思い出そうとすると思い出せないから不思議ではありますけれど。
「孔雀」の絵を思い出すんですが、「雉」という名前がでてきちゃって、「孔雀」の名前が出てこないのです。あぁ、そうか、こういうことってあるなぁ、たしかにこれは加齢現象だろうな、とは思いますが、車の運転に影響がありますかねぇ。
申し込んでいた検査場へはバスで行けるので気楽なもんだったのですが、途中でトイレに行きたくなってしまい、しょうがない、駅前でバスを降りてトイレを探しました。首尾よく見つけたんですが、今度はそこからのバスがなかなか来ない。焦って、日頃殆ど乗らないタクシーを拾いました。するとこれが東洋人の外国人の運転手さんでした。多分私が外国人のタクシーに乗ったのは日本では初めてだと思います。外国では、その国生まれでない運転手なんてごくザラですが、日本にもとうとうその波はやってきたんですね。運転手さんのなり手が足りないといいますからね。
帰りに巣鴨のとげぬき地蔵を巡り、地下鉄で神保町に出て文庫本を三冊入手。馬喰横山経由で帰宅。今や都営地下鉄はクレジットカードで乗れるそうです。早く都バスもそうしてあげればいいのにね、外国人観光客は切望していると思います。今や世界のトレンドはそっちに向いていますよ。