ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

2007年永六輔年忘れ バラエティー&オークション

 昨日に引き続いて今日も紀伊國屋ホール紀伊國屋ホールに来たら確実に入りたい饂飩屋の水山(明星外食事業のお店)に二人で入って冷やし辛みそうどんとチャンポンうどんでお腹を満たす。今日はついでに半生うどんを購入。例によって開演前から永六輔矢崎泰久の掛け合いは始まる。みんな良く知っているようでどんどん入ってくる。結局なんだかんだいっても席が空いていたのは一番後ろの両端、10席くらいのもの。永六輔が手を挙げさせてみると昨日も来た人、昨年も来た人がほぼ半分くらいだろうか。常連さんということだ。

松元ヒロ

 彼の腰の低い、それでいて動きの素早いスタンダップ・コミックは本当に笑える。折角難しい安倍晋三の物まねを覚えたのにもう使えないと泣く。そこいくと小泉は物まねしやすくて良かったなぁ〜と。どうせだったら特徴を捉えやすい麻生さんになって貰いたかったという。なるほどね。最後に定番のニュースと天気予報をやる。原稿は本当に今日のニュースで、しかも読み手は外山恵理である。外山が途中でとちって、転けるところがやっぱり本物のコメディアン。

Radio City Music Hall

 かつてニューヨークで様々な出演者を集めて生放送をしていたといわれるスタイルを真似て、出演者がその場にいて、小室等に云われるがままにでていって唄ったりコントをしたりするという趣向。出演者は趙博、中山千夏オオタスセリ、小林啓子、松崎菊也、松元ヒロ、矢崎泰久、あとから北山修。途中で小室が永六輔に振ると、反応がおかしい。趙博が鋭く見抜いて「あ!今寝てたでしょ?!」で会場大爆笑。本当に寝ていたのだ。小室が唄った永六輔作詞、中村八大作曲「黄昏のビギン」が最高だった。私にはあんなに枯れた唄い方はできない。それでも、不遜ながらこの歌は一度どこかで唄いたい。

オークション

 15分間の休憩を経て、さぁいよいよオークション・・・なんだけれど、全然出足が良くない。松崎が出したラジオなんて張り切って「5千円!」といったら寂として声なしである。矢崎が出した二回目の結婚の時に蒔絵の人間国宝の方から戴いたという由緒ある飾り盆なんて誰も何もいわない。例年に比べたら実に皆さん手を出さないのである。しかし、小沢昭一の本全5巻はしっかりと1万円だったかで売れる。最後の方は「そうだ、これはチャリティーなんだぞ!」という意識に目覚めてくださった何人かの方ががんがんつり上げられてようやく面子を保つという程度である。毎年来ておられる方々は本当にこんなものは持ったってしょうがないというものには実にはっきりしている。そりゃそうだ。矢崎が持ってくるもので、競輪絡みが毎年あるけれど、ヒット作は今年の組み立て式自転車くらいのものだろう。
 中山千夏が議員時代に良く着たという銀座の高級店で購入に及んだという2組のスーツ+ブラウスはサイズぴったりの外山恵理が買って帰る。ヒロは紙袋から昨日名古屋から持って帰ってきたという高価な清酒は出さずに自分のDVDだかをそこから出して説明してる間に、スセリが「買った!」といって持ち帰る。その様が実に面白かった。そういえばオオタスセリは酔っぱらいの女と「ストーカーと呼ばないで」を唄った。ステージ上に昨日のめくりがあったので、あれを売るのかと手ぐすね引いて待っていたのだけれど、とうとうせりにはかからずに終わった。今年は何も買わなかった。チャリティーの役に立てなかった。