ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

定義:頭が良い

 弁護士の人が書いた文のドラフトを見せて貰った。多分相手はこれでは納得しないだろうけれど、とにかく主張することは主張するんだけれど、その中身が上手い具合にこねくり回してある。相手は一瞬たじろぐに違いない。そしてまた彼らも反論をこねくり回してくるんだろう。中身はもちろん弁護士が考える。彼らがこねくり回している論理はあたかもディベートのようだ、と思ったら、そうじゃなくてこっちが本番だ。
 それともう一つ。こういうこねくり回し方を他でも聞いているなぁと思った。そう、あれは国会で良く聞く霞ヶ関の住民たちが作る原稿に含まれている、そんなこねくり回し方だ。
 どうやらこの国では「頭がよい」といわれる人たちはこねくり回すことで生きているということの様だけれど、彼らの仕事というのは机の上でこねくり回すことのようで、そういう人が高給を取る、ということに世の中はなっているらしい。どうも本当は(世の中に大分遅れているということかもしれないが)そうじゃなくて、何かを創造する、ものを作る、環境を作る、なんというものが必要なことであって、こうして法に触れないようにぎりぎりのところで突っつき、防ぎ、押したり引いたりして時間と金を費やすことが重要なことではないような気がする。それでも、それが高給を提供する職種ということになっていて頭が良い、といわれる人たちがそうした職種に就くというのが当たり前、ってことになっている。ここのところが大きく変わっていかないと世の中は驚くほどに改善するということはなかなか起きてはこない。
 じゃ、どうしたら良いのか、ということだ。彼らのペイが少なくなればよいのだろう。物事は単純だ。看護師や介護士の仕事を希望する人たちが押すな押すなの盛況という事態がくるためにはやっぱり高給を提供できなくてはならないのだろう。すると利用者の負担が増えるということになるじゃないか、だから今のままで良いんだよと自民党あたりは説明しそうだ(民主党も今や同じ穴の狢だが)。その負担の仕組みをもっと大きく変えればいいのだ。国会議員の年金なんてものはなくて当たり前であって、これまでの積立金を没収してそれを充てても良いじゃないか。