ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

修行中の噺家

 どうも近頃桂三木男のことを聴かないでいた。まだ二つ目だけれど、そろそろ30歳の大台を迎えようという時期にさしかかりつつある。その親父、弟のマネージメントをしていたくらいだから、三木男のお袋がどうやら立派なステージママと化しているらしくて、今やCDだって売っているというくらいになっているらしい。
 三木男の母方の祖父というのは桂三木助のことで、おじさんといったら自殺してしまった三木助のことだ。サラブレッドといわれて、花緑と同じ立場だといわれている。しかし、本当の実力がどれほどになったのか、じっくりと聞くことのできる日が早く来ると良いと思っているのだけれど、どうもこのお袋の存在が嫌みったい。お袋が前に出すぎだ。まるで安達祐実(もう知らない人の方が多いだろうか)のお袋のようだ。
 お袋が目立つと噺家もろくなことがない。根岸の正蔵、三平の兄弟を見たら納得できる。わるかぁないんだけれど、あの兄弟にはフラも色気もない。木久蔵もまるで台本を読んでいるかのようだ(あ、これはお袋のことは知らない)。