ほぼ足りてまだ欲 その先

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空だった70年代

 私は1971年までビートルズ、ウエストコーストロック、サザン・ロック、ジャズ、ブルーズ、カントリー、ブルーグラスとなんでもござれで楽しんでいた。自分でやるのはビートルズ、ブルーズあたりだったけれど。
 ところが社会人になって地方の工場勤務が始まるとそれどころじゃなかった。面食らうようなことばかりだったし(つまりそれだけ学生時代に浮世離れした生活をしてきたということだ)、なにしろ音楽的環境はもうゼロに近くなってしまったので、NHK-FMだけに頼っていたといっても良かっただろう。
 1976年の夏になって東京に戻ってきたけれど、それから復活したのはジャズだけで、演奏活動からは遙かに離れていた。そうなると70年代後半から80年代にかけてのロック、ポップスについてはもうほとんど縁がなくて、ぽっかりと穴が空いている。若い人たちと話していると、そこら辺ではもうどうしようもない。
 1980年にブルースとロックにほんのちょっと触れた時期があって、ピンポイント的に記憶が残っている。こうなるとつきあえる話題とつきあえない話題がある。これがどうもなんである。