ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

グアヤキル

 日本人夫婦が襲われた。なんで新婚旅行にあそこにいったのか不思議に思っていたらガラパゴスへ直行便が出ているエクアドル最大都市だということなのだそうだ。なにしろ治安は最悪な街だと各紙が判で押したように書いてるけれど、それは配信した共同通信がそう書いているかららしい。それによると2012年1-6月に殺人が296件起きたほか、強盗が6593件発生しているというのだから尋常じゃない。つまり一ヶ月に30件の殺人、つまり毎日必ず起きているということだし、一日に30件の強盗がひっきりなしに起きているということだ。
 銃が横行しているのも怖い。直ぐに死んじゃう。
 個人旅行の怖いところはここに極まるわけで、彼らはレストランへ行くときにホテル前にいたタクシーと揉めて流しのタクシーで行き、その帰りにまた流しのタクシーを拾ったら後ろからついてきたタクシーと一緒にやられたというのだけれど、8人組だと見当がついているのはどうしてなのだろうと思ったら防犯カメラに写っていたそうだ。
 新婚旅行にしては旅慣れている部類の旅行者じゃないだろうか。
 日本人観光客はどこに行っても直ぐにわかる。狙われやすい。どんなに工夫しても直ぐにわかる。となれば団体で行くしかない。
 かつてスロバキアのある街で現地の日本語のできるガイドについて20人ほどで歩いていたら、そのガイドが急に「皆さんの後ろにいる観光客のようなカップルはスリですから気をつけて下さい」と大きな声で日本語でいった。ヘルシンキでは日本人ガイドの人が「今朝は見た感じ、危ない人はいませんけれど気をつけて」といった。パリでは地下鉄で女三人組の集団スリにやられそうになったけれど、周りの人が声を掛け合って難を逃れた。
 危ないときはどんなに警戒しても危ない。個人旅行はこれが怖い。ただし、団体では時間がとれないところに個人旅行ではのんびり行くことができる。ここが考えどころなのだ。